ゆっくり治療することが大切な病気|鬱病を改善されるコツを伝授

気になる費用はどれくらい

カウンセリング

はじめての心療内科

鬱病の治療期間は明確ではなく、病気の度合いや治療環境によって個人差があります。半年で治癒する方もいれば、1年以上時間がかかる方もいます。通院が長引けばそれなりに経済的負担も増してきます。またはじめて心療内科を受診する方はどれくらい費用がかかるものなのか分からず不安を感じたり、中には受診すること自体を検討していたりする方もいらっしゃることでしょう。受ける検査の種類にもよりますが、一般的に心療内科の初診時には1万円程度かかります。健康保険(国民健康保険・社会保険)に加入していれば3割負担が適用され、実際に医療費として支払う金額は3,000円程度です。この額には診察代、処方代、薬代の他に検査代が含まれています。検査をまったく行わないクリニックもありますが、通常初診時には心電図検査が行われます。これは心臓になにかしらの病気がある場合、処方できない薬があるためです。また心電図検査は治療がはじまってからも、薬の副作用によって不整脈が出ていないか調べるために定期的に行われることもあります。その他の検査として、尿検査や血液検査を行うクリニックもあります。これは鬱病以外の病気によって鬱病の症状に見られる気分の落ち込みや身体のだるさ、不眠などがあらわれていることを調べるためです。また肝臓や腎臓の数値に異常がないか確かめることで、問題なく薬を投与できるかを判断します。さらに初診時にチェックシート式の心理検査を行うところもあります。鬱病の重症度を数値化する「CES-D」や不安の度合いを数値化する「STAI」があり、それぞれ1000円前後の料金がかかります。2回目以降の受診からは検査代がかからなくなり、診療時間も短くなるので、保険適用で2,000円から3,000円程度になります。心療内科の通院は2週間に1度が一般的です。症状が非常に不安定な場合など、主治医の判断で1週間に1度通うケースもあります。反対に症状が大幅に改善された場合、3週間に1度、1ヶ月に1度に変更になることもあります。いずれにしろ、鬱病で通院する患者は十分な休養をとるよう主治医から指示があり、中には休職をよぎなくされる方もいます。医療費の負担がそのまま精神的な負担になり、治療に集中できなくなる方もいるでしょう。そんな方のために「自立支援医療制度」というものがあります。申請し、適用されれば医療費の自己負担額が原則として1割に減額されます。役所に申し込むものですが、申請には主治医の判断が必要です。この「自立支援医療制度」もふまえ、クリニックによっては初診・再診にかかる費用をホームページで具体的な例を挙げたりして紹介しているところもあります。また患者の実際の声を掲載していることもあるので、これから受診しようとしているクリニックのホームページや比較サイトなどで評判をあらかじめチェックしておくのもよいでしょう。

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