ゆっくり治療することが大切な病気|鬱病を改善されるコツを伝授

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鬱病などの心のケアをするクリニックには精神科と心療内科があります。精神科は精神疾患を専門としているのに対し、心療内科では心の病気がきかっけで身体に現れた症状を治療します。双方の違いはあいまいで、精神科も心療内科も互いの領域をカバーしているので、鬱病で受診される場合はどちらに行っても問題ありません。最近では駅前や街中でメンタルクリニックの看板をよく見かけるようになりました。それだけ鬱病をはじめとした心の治療を必要とする人が増え、また治療をひと昔前よりも気軽に行えるようになった証です。しかし数が増えたことで、はじめて精神科や心療内科を受診される方は病院選びにひと苦労されてしまうことでしょう。鬱病の治療は長期にわたる場合がほとんどですから、慎重になってしまうのも当然です。クリニックを選ぶ際に通いやすいことや、自分の都合にあった時間に開いていること(土日や夜間営業)などがポイントになりますが、その点もふまえクリニックの公式ホームページを参考にするとよいでしょう。場所や利用時間だけでなく、診療室や待合室や受付の写真を掲載している場合もあるので、院内の雰囲気をあらかじめ知っておくことができます。また鬱病患者に向けた医師のことばや、鬱病治療に対する医師の考えが綴られていることもあります。それらに目を通すことで医師の人柄や専門分野を判断することができます。できれば経験豊富な医師に診てもらいたいものです。忘れずに医師の経歴についてもチェックしておきましょう。その際、「精神科専門医」もしくは「精神保健指定医」は精神医療を三年行っていないと取れない資格なので、この資格を持っていることが一つの目安になります。ただし資格を取っているベテランの医師でも、接し方や話し方に問題があって治療に専念できないということが起こることもあります。医師も人間です。合う合わないがあります。「嫌だな」と感じながら通院していると、それ自体がストレスとなって鬱病の症状を悪化させてしまうことも考えられます。一度通い出しても他の病院に変えるという選択肢もありますので、もしも主治医と合わない場合はがまんしすぎないようにしましょう。通院時にかかるストレスを軽減するためにも、予約制のとられているクリニックかどうかも重要になってきます。メンタルクリニックは混雑しているところがほとんどです。人気のあるクリニックでは初診の予約をとるのに1ヶ月半以上かかりことや、場合によっては患者数がオーバーして初診の予約そのものを一定期間停止しているところさえあります。そんな中で、完全予約制をとっているクリニックでは待ち時間がほとんどありません。待ち時間が患者のストレスにならないように配慮されているためです。そのため突然調子が悪くなってしまった場合、他の患者さんの予約を割り込んで緊急で診てもらうことが難しいです。診てもらえても通常の診察時間よりも大幅に短縮され、必要なことだけ患者さんに聞くという形になります。完全予約制でやっている以上他の患者さんに迷惑をかけるわけにはいかないからです。もちろん比較的空いていて、予約なしでも診てらえるところもあります。ですから、クリニックを選ぶ際には、混雑度や、予約制についても自分に合う合わないことを考慮するようにしましょう。

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