鬱病にかかる多くの人はセロトニン不足といわれています。そのセロトニンを脳内に分泌させるには、生活習慣を改善させていくことが必要です。朝早く起きること、食事をちゃんと噛んで食べることだけでも治りが早くなるといわれています。
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鬱病は、治療を始めてからすぐに良くなるものではありません。一時的に良くなったように見えても、根本的な原因にアプローチしなければぶり返してしまうということもあります。なので、自分に合った治療法を見つけながら、ゆっくりと治療を行うことが大切です。鬱病の主な治療法は、薬と休養、カウンセリングです。精神科の薬と聞くと、あまり良いイメージを持たない方もいるかもしれません。ですが、鬱病は「心の風邪」と例えられることもあるように、薬による治療は科学的な効果が認められています。鬱病はどうしても塞ぎ込みがち、マイナスな考えになりやすい病気です。薬の力でそれらを改善することで、日常生活の早期復帰やカウンセリングの効果を高めることに繋がります。薬によって効き目や副作用に違いがあるので、医者とよく相談しながら選ぶことが大切です。また、十分に休養をとることも治療過程に大きな影響を与えます。鬱病の原因の１つであるストレスを感じ続け、頑張りすぎて心が疲れているままでは薬の治療やカウンセリングを行っても、良い効果は期待できません。勿論、責任感を持って仕事や家庭のことを頑張るのはとても良いことです。ですが、今は休む時期だと受け止め、周りの人の協力のもと、心の負担を軽くしましょう。もし、今いる環境では上手く休むことが出来ないのならば、一時的に入院をしてしっかり休める環境作りをしても良いでしょう。女性は特に子供や家事、仕事と抱える問題が多くなりがちです。任せられることは家族に頼ることや、福祉施設なども上手く利用することで休める時間を少しでも増やすことが大切です。最後に、カウンセリングです。「こうでなければならない」「こうするべき」と言った完璧主義な思考パターンや、物事をマイナスに捉えやすい考えを持っていると、知らないうちにストレスが蓄積されてしまいます。そこで、自分では気付かない様々な面から物事を見て、他の受け止め方を知ることで、柔軟な思考パターンを作るのです。カウンセリングを深く行うことで、日常生活に復帰した後のぶり返しを防ぐことが出来ますし、その後の生活で感じるストレスの軽減に繋がります。責任感が強い人ほど、なかなか周りの助言や思考を受け止めにくいこともあります。なので、医者やカウンセラーなどのプロの手によって、少しずつ柔軟な考えが持てるように導いてもらいましょう。この３つの治療は、それぞれの治療に良い影響を与えてより効果を引き出してくれるので、並行して行うことも多いです。
鬱病の初診代は検査の種類によって異なりますが、健康保険の適用で3,000円程度が相場です。再診は2,000円程度です。通院が長引き、医療費が大きな負担に感じられる場合、「自立支援医療制度」があり、適用になると1割負担になります。
